マークスタイラーのレディスブランド「ジュエティ」が10周年を迎えた。これを記念して発売した『10THアニバーサリーブック』が好評だ。10月22日から公式通販サイト「ランウェイチャンネル」とゾゾタウン、全店舗で再販する。
ブックは自社で編集した。クリエイティブディレクターのAMIAYAをモデルに東京の自宅で撮影したアーカイブアイテムと私服のミックススタイル、地元の浜松で撮影した冬コレクション、親交のある俳優・仲野太賀さんがカメラマンとして撮り下ろした太田莉菜さんが着こなす最新ルックなど、見応えたっぷりの写真を掲載している。ブランドヒストリーやAMIAYAのロングインタビューもある。10年の感謝を込めて企画した。限定のロングＴシャツとセットで税込み4400円。
発売に伴い、9月には10年を回顧した展示会を渋谷パルコで開いた。ブックで見られる写真をはじめ、歴代のグラフィックアート、同社主催のファッションショー「タッチミー」で披露した過去のコレクションピースの展示と、復刻アイテムの販売などを行った。
佐藤浩太事業部長は10年を振り返り、「ブランドらしさを貫きながら、市場のトレンドを取り入れるバランスが難しかった」と語った。一時はトレンドを意識するあまり、ブランドのコンディションを崩してしまったこともあったというが、改めて若い世代へ向け「根幹のストリートを基調としたビンテージ、ロック、モード、ロマンティックなテイストのミックススタイルを届けていきたい」と意気込む。
AMIAYAもブランド設立時と変わらない思いで、「ファッションを楽しむこと、好きなものを着る喜びを服にのせて伝えていきたい」としている。
ジュエティは、11年にデビュー。2年目ごろに発売したビックTシャツがヒットし、女性がメンズライクに着こなすTシャツスタイルの火付け役として、10代を中心に支持された。現在も新しい試みを取り入れながら、顧客、新客に遊び心のあるファッションを提案している。
