「ジル・サンダー」が新写真集 親交ある写真家と親密なビジョン描く

2021/09/09 10:59 更新


 ジル・サンダー・パブリッシングはこのほど、新しい写真集『ファミリアリティ』を発売した。「ジル・サンダー」のクリエイティブディレクターのルーシー&ルーク・メイヤーと、彼らと親交のある写真家たちが手を組み、ブランドの親密なビジョンを描き出した。108ページにわたるオールカラー写真集となる。

 参加した写真家は、アンダース・エドストローム、オリヴィエ・ケルヴェルヌ、クリス・ローズ、リナ・シェイニウス、マリオ・ソレンティ。それぞれがメイヤー夫妻のデザインを個人的に解釈し、独自の視点からコレクションを捉えた。

 参加した写真家は全員、メイヤー夫妻と協業した経歴がある。今回の企画は、デザイナーと写真家たちが育んできた互いへの信頼心を象徴しており、コレクションを共通言語にして彼らの思いをつないでいる。写真家たちの自宅や庭で撮影された写真からは、写真家自らの生活が垣間見え、ひそかな雰囲気が感じられる。

 同書は、20年からメイヤー夫妻が取り組むジル・サンダーのコラボレーション・プロジェクトの第2号となる。高密度紙を使用し、糸かがりとじで装丁するなど、こだわりも多い。ジル・サンダー表参道店と公式オンラインストアで販売する。税込み1万9800円。

写真集『ファミリアリティ』


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