JFW-JC2019、PTJ19年秋冬 ユニーク素材が目白押し

2018/11/22 06:30 更新


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 JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)2019、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)19年秋冬は、組み合わせの妙や発想が光るユニークな素材が目白押しだ。培ってきた技術や企画力、生産背景に様々なアイデアを盛り込み、市場で差別化できる新しさを引き出している。

近藤紡績所 糸から製品まで一貫「空気をまとう」


 近藤紡績所の新企画「空気をまとう」。空気を含み、しかも毛玉が出にくい特殊紡績糸を開発、生地と製品で工夫を凝らした。生地と製品の製造法では「アイ・ケー・アエロ」で特許出願中。綿100%ながら、軽く柔らかく通常生地対比2倍の保温率(KESサーモラボ法)が特徴。

早善織物 ブルーフォックスとウール混紡


 早善織物はブルーフォックスとウールの混紡糸による織物を開発した。夏になると抜けるブルーフォックスの冬毛はカシミヤに近い16~17ミクロンの極細繊度と中空構造。ウールとの混紡生地は、軽くてカシミヤに近い風合いが特徴。ペールトーンやトップ糸使いの柄物などをコート生地などで提案している。

コッカ ナチュラル志向で麻複合を拡大


 シーズンを問わないナチュラル志向の需要増加に伴って、綿・麻やレーヨン・麻など麻複合のバリエーションを拡大した。特にレーヨンとの複合は、中肉タイプでも滑らかな風合いが特徴で、プリント10マークを揃えた。手描き風や幾何モチーフの柄で表現し、幅広いアイテムに通年で対応する。

青野パイル よりしなやかなボア


 高野口パイル産地の青野パイルは、基布に綿を使用したアクリルボアを提案。基布部分を樹脂で固めていないため、生地全体がしなやかで柔らかく、肌触りも良い。レディスコート用途で採用されるなど、実績も出ている。一方、ミリタリーウェアなどに向けては、アルパカやウールなど獣毛混のボアが人気だ。

明林繊維 北陸産地で開発した意匠素材


 ジャカードや刺繍など、北陸産地で作る意匠性の高い柄物を打ち出した。経糸にナイロン、緯糸に先染めの綿を打ったボーダーは、向きを変えストライプとして提案する。ウーリー糸を使ったボンディング風は三重織りで、量感がありながら軽く、ハリがある。ウールの高騰を追い風に、秋冬立ち上がりのコートを狙う。

篠原テキスタイル 多彩なデニムを提案


 篠原テキスタイルは、今年導入したドビーのパイル織機を使い、デニム風の生地を打ち出した。インディゴロープ染色の糸をパイルに使い、色落ちによるアタリも出る。片面パイルや両面パイル、パイルの長さなど、バリエーションも揃えた。そのほか、綿・ポリエステル混のデニムの引き合いも強い。

久山染工 加工の併用で新鮮さを追求


 長年の染色技法を駆使し、加工を併用して新鮮さを追求した。ウール・ナイロンのメルトンは、コートなどアウター向けに、多色使いのフロッキー加工と顔料プリントを施してある。他にフロッキーと刺繍、オパール加工と 箔(はく)加工、抜染プリントとオパールも揃え、クラシックな雰囲気をモダンに表現した。


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