ジェプランが、自社ブランド「ブリング」の出店を強化する。10月21日には、東京・八王子の高尾山登山口に直営店を開設。今後もサーキュラーエコノミー(循環型経済)の世界を体験できる拠点を増やす。
高尾山口駅から徒歩3分の「ブリングサーキュラータカオ」は、21年11月に東京・恵比寿に開業した「ブリングエビス」に続く直営2店目。民家をリノベーションしたカフェ併設型で、ショップは120平方メートル、座席のあるデッキ部分は150平方メートル。吸水速乾性などアウトドアに適した機能を持つウェアなどを揃える。衣類の回収を常時受けるほか、連携企業・団体との協業イベントも開く。
岩元美智彦取締役執行役員会長は「プレオープンでは登山客に機能ウェアとして評価され、販売が進んだ。おしゃれな街中に出店するのも良いが、雰囲気のあるこうした立地も有望だ。現在、ニューヨーク証券取引所に上場申請しており、(異素材混の古着を再資源化する)実証事業も始まった。来年からステージが変わる」と話した。