ジェラード(東京、後藤洋平代表)の、アメリカンビンテージに着想を得たメンズカジュアルブランド「ジェラード」は24年春夏、1940~50年代のワークウェアを中心に、ビンテージを糸から忠実に再現したアメカジアイテムを揃える。
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20年前に東京・高円寺で古着屋を営んでいた後藤代表。24年春夏は「当時、そこで販売していた古着が近年高騰している。トレンドが一周したようだ。懐かしい気持ちもあり、そうしたアイテムを復刻したくなった」と話す。
メインで打ち出すのは有名ジーンズブランドの40年代のワークウェアを再現したアイテム。実際のビンテージ商品を解体し、国内の検査機関で生地を解析。糸から再現した10.5オンスのデニムを開発し、カバーオール(税抜き4万5000円)、ペインターパンツ(3万2000円)などを作った。着込むことで本物さながらのランダムな色落ちを楽しめる。ボタンなどの副資材も当時の物を再現したオリジナルで、古着ファンも納得のディテールだ。
旧式の編み機による丸胴スウェットは、ビンテージによく見られるフリーダムスリーブ仕様。国内でも限られた工場でしかできない電着フロッキープリントをした高級感のある仕上がり。2万6000円。