ジーンズメイト 今春以降、約40店舗をリニューアル

2020/02/25 06:26 更新


 ジーンズメイト(東京、冨澤茂社長)は、駅近・路面立地の「ジーンズメイト」業態を中心に約40店の売り場を改装し、今春以降、順次リニューアルする。19年秋にスタートしたメンズ新レーベル「アウトドアプロダクツ・ブラックライン」やレディスPB「フォートポイント」の新ラインの売り場を新設し、イメージの向上と価値訴求型売り場への転換を狙う。「商品一つひとつの価値をしっかりと伝えられる売り場へと刷新する」(冨澤社長)考えだ。

 同社の店舗は約80店。大規模な改装は、今年10月に設立60周年を控えているほか「これまでの売り場は、豊富な商品陳列でバラエティー感を優先し、一つひとつの商品の魅力を分かりやすく訴求できていなかった」ためだ。1月末から改装セールを実施しており、4月中旬以降、順次新しい売り場に変更する。

2月中旬に都内で開かれた決算説明会で今春の売り場刷新について語った冨澤茂社長

 ブラックラインは19年9月から、店舗とオンラインで販売を開始。一部店舗では専用什器を設け、VMD提案を強化している。10~12月は、各月で男性客売り上げが前年同月を上回り、計画通り推移しているという。

 フォートポイントの新ラインも19年10月に一部店舗に売り場を設け、試験的に販売を始めている。販売前と比較して25~40歳と40歳以上の女性客の売り上げが増加しており順調だ。

 4月中旬以降は、イベントなども仕掛けながら、両ラインの訴求を強化するほか、取引先と協業しながら面白い取り組みを強めていく。

11月に開業した「リンクス・ウメダ」に出した新店は、「アウトドアプロダクツ・ブラックライン」の専用什器を入れて訴求を強めた


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事