帽子メーカーの日本真田帽子(神戸市)は今夏、本社オフィスをリノベーションし働く環境の改善に乗り出した。リモートワークが定着する中、オフィスでしかできないことがあると考え、中小企業としては大きな資金を投じた。その結果、社員の労働意欲が向上、人材も採用でき「業績アップにつながる予感が既にある」と阿部浩介社長は話す。
(古川富雄)
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約100年の歴史を持ち、本社は7階建ての自社ビルで3、4、5階を全面リノベーションした。きっかけになったのは、コロナ禍による世の中の変化。リモートワークも取り入れたがITなどのインフラが整っていなかったこともあり、社外でできる仕事は限られた。