ジャヴァコーポレーションは、ライフスタイルブランドと位置付ける「ブランメゾン」を立ち上げた。同社の既存全ブランドで販売していく計画。こうしたブランド横断型の商品開発は初めてという。11月中旬から自社EC「Jラウンジ」で販売を開始しており、12月からは主要なリアル店舗でも販売する。今後、徐々に商品カテゴリーを広げていく方針だ。
ブランメゾンは「世界一美しい色は自分に似合う色」とのビジョンのもと、ファッションや雑貨、ビューティー、カルチャーまで幅広く提案していくブランドとしている。まずはディフューザー(税込み3960円)、ファブリックミスト(1980円)、ボディークリーム(2860円)、ハンドクリーム(1980円)の4商品の販売を開始した。それぞれに月桃を配した3種類の香りがある。自社ECに加えて、クリスマス商戦に向けて、「ドロワット・ロートレアモン」や複数ブランドを扱う主要店舗でも販売する。
同社は、15年に婦人服4社を合併して立ち上げた会社で、長年、ブランド単位での事業成長を追求してきたこともあって、ブランドフェアなどで配るノベルティーなども各ブランドがそれぞれ企画していた。コロナ禍で休止していた店頭活性化施策を再開するにあたり、生産コストや生産数量などの効率化を狙いにノベルティー企画の共通化を進めてきた。
ブランメゾンの4商品も、ライフスタイルブランドとしての本格展開を視野に入れながらも、まずは顧客向けフェアのノベルティーとして配布。リピーターの素地を作りながら販売を開始した形だ。
既存ブランドの店頭活性化を第一に、新規客の獲得も狙った「買いやすい物」を基本にしながら、徐々に新商品を足していく考えだ。店頭への送客を主な狙いとする自社ECサイトの活用も計画している。