ヨーカ堂がアリオ橋本でロボット実証実験 6種類で課題解決へ

2022/12/16 06:26 更新


自動追尾でカート回収を省力化

 イトーヨーカ堂は12月15日、SCのアリオ橋本(相模原市)と核店舗のイトーヨーカ堂橋本店で生活支援ロボット導入の実証実験を始めた。コロナ禍で顕在化したものも含めて課題解決につなげる。

 神奈川県が進めるロボット実装事業に応募したもので、商業施設で実験を行うのは初めてとなる。品出し支援、配膳、案内、カゴ・カート回収、アテンド、清掃の6種類のロボットを売り場に配置した。省力化や効率化とともに、先端技術の体験機会を提供するエンターテインメント性の打ち出しにも期待する。コロナ禍により中止を余儀なくされていた視覚障害者に対するアテンドを再開させる試みもある。

非接触で視覚障害者のアテンドを再開

 具体的な「課題と場所、時間を提供、アップデートにつながれば」(野尻敏行アリオ橋本支配人)とし、実装に期待を寄せる。カゴ・カート回収ロボットは実装のハードルは低そうだ。また、近くに宇宙航空研究開発機構(JAXA)があり、研究機関も多いことから親和性が高いともみている。

 実験は1週間程度だが、繁忙期の年末年始以降に一部再開する予定。



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