アットコスメのアイスタイル データ活用サービス強化

2018/08/06 06:29 更新


 美容系総合ポータルサイトや実店舗のアットコスメを運営するアイスタイルは19年6月期、企業向けのデータ活用サービス「ブランドオフィシャル」の導入企業の拡大に注力、新規加入400社を目指す。

 同ポータルサイトは日本最大級で、月間ユニークユーザーは1560万人、登録会員数480万人、登録ブランド数は3万3000。このデータベースを活用し、消費者とブランドをつなげるSNS型月額サービス「ブランドファンクラブ」を企業向けに提供していたが、今年4月からブランドオフィシャルを始めた。

 ここでは、共通IDを持つ消費者の嗜好(しこう)から購買までの履歴情報を収集、分析、活用できる。各企業はブランドサイトを持って場を提供でき、アプリを通したプッシュ通知やダイレクトメールなどで消費者とコミュニケーションが取れる。「一般的なSNSはECとデータが結びついておらず、購入履歴などが不明で、広告などの投資効果が見えづらい。ブランドオフィシャルは、購買までの動向を一気通貫で支援できる」(吉松徹郎社長)という。

 ログインユーザー数の増加策として、大規模な消費者向け販促を実施、アプリ利用者を増やす。アプリでは、アットコスメからシームレスにECにつながるよう設計し、大規模なECイベントも行う。店舗での購入者のECへの誘導にも注力する。

 これらにより、前期末時点での月間ログインユーザー数50万人を、20年には300万人に、コネクト数1600万を1億にする。ブランドファンクラブ、ブランドオフィシャル契約ブランド数は600から800に伸ばすとしている。

 同社の18年6月期連結決算は売上高が284億7000万円(前期比50.7%増)、営業利益21億2500万円(45%増)、経常利益21億4700万円(65.3%増)だった。16年6月期比で売上高が倍増している。19年6月期は、大規模な販促投資のため減益を見込み、売上高は361億円(26.8%増)、営業利益18億円(15.3%減)の計画。



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