伊勢丹新宿本店 ゆかたを前面で訴求

2017/06/29 04:27 更新


 伊勢丹新宿本店は28日から、ゆかたを前面に出して訴求している。日本の伝統や美意識を新しい価値として発信するキャンペーン「ジャパンセンスィズ」の一環で、同店屋上で実施する盆踊りイベントなどと絡めて日本の夏を発信する。

 本館1階ザ・ステージでは、7月4日まで写真家・映画監督の蜷川実花と協業した独自のゆかたを販売している。同氏の写真を小松精練の「モナリザ」でデジタルプリントした花柄を10種類揃えた。鮮やかな花柄が特徴で、新規客を取り込む狙い。「今年は明るい色のゆかたが例年より動いている」として期待している。仕立て上がりで4万6980円。

蜷川実花と協業したオリジナルゆかた

 メンズ館1階イベントスペースには、きもの小売り大手のやまとの東京・神田明神の店「ワイ&サンズ」が期間限定店を開設した(7月11日まで)。ボーダー柄のゆかたや、ゆかたに合わせるハットやリュック、ビーチサンダル、スニーカーなどの雑貨を販売。夏のアウトドアやフェスなどでの新たなスタイルとして提案する。

 7月1、2、8、9日の4日間、屋上で盆踊りイベント「ボンダンス」を開く。一昨年からスタートして今年で3回目。ドレスコードはゆかたで、ゲストのライブやパフォーマンスに合わせて踊る。前半の2日間はデザイナーの丸山敬太がプロデュースしたイベントになる。

「ワイ&サンズ」では洋服の発想を取り入れたアイテムやコーディネートを提案


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