伊勢丹新宿、余り生地で一点物

2016/09/16 05:54 更新


 伊勢丹新宿本店はIT(情報技術)を活用し、素材、デザインなど顧客の好みに合わせて手仕事で仕上げた1点物の婦人服を期間限定で販売している。

  マスカスタマイゼーション(多品種一点生産)で受注生産するフクル(群馬県桐生市)のプラットフォームを活用し、過剰在庫として倉庫で眠っていた高品質生地を使ってカスタムメイドする。本館3階ウエストパークで、26日まで。

 フクルのアパレル製造プラットフォームは、桐生産地の機屋や付属メーカーの在庫、縫製工場などをクラウド上で連携させて構築。余剰生産で在庫となった生地を使うとともに、蓄積したパターンデータをもとにサイズ調整して製品化する。顧客が選んだ素材、色、柄をもとに、体形に合わせたパターンメイキングで一着ずつ仕上げる。

  今回の取り組みにはデザイナー、村田明子が協業し、モードのデザインに、カフスや襟、パイピングなどカスタマイズできるようにした。価格は既製品に比べて1万円程度高くなるが、1点物としては割安となる。受注から納品まで1カ月を見込んでいる。

産地の技術とノウハウをITを活用した仕組みでオンリーワンの婦人服を仕上げる

続きは繊研新聞で



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