池田地球 ランドセル事業を5月に新会社へ移管

2019/04/01 06:26 更新


 バッグなどの企画製造販売、(株)池田地球(大阪市)は5月1日付で、ランドセル事業を新会社、池田地球(株)に移管する。新会社はランドセル事業の従業員、ブランドを引き継ぐとともに、これまで培ってきたノウハウを生かして新たな商品開発も計画している。

 新会社は資本金が2550万円。大阪市西区に本店を置く。既に3月1日に設立し、事業を始めている。代表には化粧品事業などを手掛けてきた萩原一禎氏が就任した。

 池田地球は1922年創業の老舗。100年近く続いたのれんを守るために新会社の名称を池田地球とした。旧会社が販売した商品の修理にも対応する。

 引き継いだブランドはNASA(米航空宇宙局)のために開発された快適素材「デンバーフォーム」を採用する「地球NASA」、「ブレイブランド」「オロビアンコ」「アウトドアプロダクツ」など。

 今後は次の100年に向けた限定モデルを開発する。職人技の革かばんだけでなく、「小学生が毎日使うものだからこそ、快適さを追求したやさしいランドセルの提案」に次の挑戦として取り組むとしている。

主力ブランドとする「地球NASA」


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