北陸産地 活況も利益面では厳しさ 原燃料高騰が直撃

2022/04/05 06:29 更新会員限定


 化合繊テキスタイル中心の北陸産地は、受注が好調で生産スペースは埋まっている。ただ、原燃料の高騰に加え、人件費高、電力価格の上昇などの大幅なコストアップに人手不足もあり、「仕事はあってももうけが出ない」「設備に余裕があっても人員が足りず、受注を受けられない」と利益なき繁栄の様相を見せ始めている。

(藤浦修一)

 原燃料価格は昨年からの上昇に加え、ここにきてさらに急騰、「円安もフォローにならない」と悲鳴が上がる。末端消費の厳しさは理解しつつも産地企業の存続にはさらなる価格転嫁が不可避の状況だ。

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