香港貿易発展局は9月6~9日、香港コンベンション&エキシビションセンターでファッションフェア「センターステージ」を開く。約200ブランドが出展し、会期中の来場者は約1万2000人を見込む。香港は成長するアジア市場への入り口として注目されており、出展ブランドの半数は海外ブランドになる予定だ。
日本からは、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)と経済産業省関東経済産業局が現地でのプロモーションや営業活動を支援して、9ブランドが参加する。
JFW推進機構の支援では「ドレスドアンドレスド」が出展する。すでに海外でも販路を持っており、「日本を代表して恥をかかないクリエイションを見せる」(北澤武士デザイナー)と意気込む。JFW推進機構の信田阿芸子国際ディレクターは「香港と協業するのは初めての取り組みだが、日本のファッションを理解している香港のバイヤーと接触することで、拡大する中国マーケットに進出する足がかりにしたい」と話す。
経済産業省関東経済産業局からは8ブランドが揃う。ファッションブランドの「まとふ」と栃木県のきもの地の銘仙関連事業者が組んだ「スタイル*メイセン」など、産地発のブランドが中心。このほかには「ソメゾメ」「フップ」「ウコウ」「ムトー」「キョーヤ」「チリメンビューティー」「アルマ」が出展する。
センターステージは今年で2回目の開催。16年9月の初回は、192ブランドが出展して約8000人が来場した。昨年は最終日に実施した新世代のデザイナーを発掘・養成するヤングファッションデザイナーズコンテストの審査員に「ファセッタズム」の落合宏理氏が参加。今年も最終日に開く同コンテストは「G.V.G.V」のMUG氏が審査員として参加する。