パリに春を呼ぶエルメスの国際馬術大会 20カ国から75人超のライダーが参加

2024/04/09 17:30 更新


グランプリ・エルメスの授賞式( ⒸCHRISTOPHE TANIERE)

 パリに春を呼ぶエルメス恒例の国際馬術大会、第14回「ソー・エルメス」がグラン・パレ・エフェメールで3日間開かれ、大勢の観客でにぎわった。今年は20カ国から75人を超えるライダーと130頭が参加。国内外の馬術機関が定める最高レベルCSI5エトワールの競技では、ジュリアン・アンクタン騎手が「グランプリ・エルメス」に輝いた。プログラムのフィナーレは、神話に着想を得た馬とダンサーの共演によるオリジナルパフォーマンスで飾った。

 本大会では馬の世界を発見し体験できる生き生きしたコミュニケーションのアトラクションが用意され、会場はお祭りの雰囲気で満たされる。馬具のアトリエでは新作が展示され、職人たちによるデモンストレーションに熱い視線が注がれた。馬術関連のブックショップ、限定アイテムが揃うブティックでは乗馬を香りにした「パドック」が関心を集めていた。

馬具のアトリエでのデモンストレーション

(パリ=松井孝予通信員)



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