「ヒートテック」累計販売10億枚へ 100万人に配布も

2017/09/25 15:35 更新


着心地や保湿性などを向上させ、さらに拡販を狙う

 ユニクロは今秋冬、機能性インナー「ヒートテック」でメンズのシームレスタイプを発売するほか、「極暖」「超極暖」の保湿機能を高めた商品を出す。ほかにも着心地やデザインに変更を加えた商品も発売する。日本で100万人に配り、ヒートテックの機能を体感してもらうキャンペーンも実施する。発売から15年目となるが、今秋冬を含め、全世界で累計10億枚の販売を見込む。

 03年メンズ、04年にウィメンズを発売し、08年からは海外での販売を開始した。ユニクロの冬の定番商品として拡販してきた。購入客の声を改良を加え、薄さと暖かさの両立を目指し、毎シーズン新商品を出してきた。

 17~18年秋冬は、首回りと袖口、裾の縫い目を無くし、衣服内のもたつきを軽減するシームレスタイプをメンズで出す(1500円)。

 通常のヒートテックより保温機能を高めたメンズとキッズの極暖と、さらに暖かい超極暖のメンズとウィメンズには、アルガンオイルを配合し、滑らかな肌触りにした。

 ウィメンズの極暖にはこれまでより細いマイクロアクリルを使い、柔らかさを3割向上させた商品も出す。このほか、袖口の折り返し幅や袖丈を改善し、着心地の改善も図った。

 同社の調べでは日本でのヒートテックの認知度はすでに90%あるが、今秋冬で累計10億枚の販売を目指すため、地域企業・団体や学生への配布、応募者抽選の3パターンで合計100万枚の商品を配り、商品の機能を体感してもらい、フィードバックを新商品に活かすためのキャンペーンも実施する。



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