総合プロデュース企業の八芳園は、半年を超える休館・改修を経て10月1日に全面オープンした。創業以来最大規模の刷新で、「継承と創造」をテーマに、ブライダル事業にとどまらずMICE(国際会議、展示会などビジネスイベント)事業強化やエリアプロデュース事業を本格展開する。刷新のコンセプトは「日本の、美意識の凝縮」。「未来につなぐ施設」として、既存建物の創造的利活用、庭園と都市を結ぶ都市型庭園、日本文化の精神に基づいた環境配慮型建築が特徴だ。30年までに年間総売上高130億円を目指す。関本氏は大規模刷新を指揮し、新たな成長戦略に挑戦する。
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拠点作りへの思い実現
――刷新の狙いは。
43年に創業100周年を迎えます。100年企業にするためには何が必要かということが出発点でした。結婚式を取り巻く市場の変化に加えて、建物として残していくことはもとより継承してきた歴史や優位点、長く支持してくださったお客様のことなどを考え、結婚専門の式場だけでの成長戦略は難しいという結論に達しました。
――成長戦略は。
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