阪急うめだ本店は9月1日、6階プレミアム婦人服に、中国の高級ブランド「アイシクル」の国内1号店を開設した。レディス衣料、バッグ、靴、スカーフなどの構成で、売り場面積は50平方メートル。6階婦人服のコンテンポラリーブランドの強化が狙い。
アイシクルは、パリや中国・上海などに大型旗艦店を持つファッションブランドで、レディスのほかメンズ衣料なども手掛けている。国内1号店の品揃えは、ブランドの特徴である、上質なカシミヤを使用したコートやニットなどシンプルなデザインの商品が中心。価格は、コートが税込みで14万4100~64万3500円、ジャケット10万100~17万9300円、ニット3万6300~14万4100円など高価格の商品もあるが、中心価格は6階プレミアム同様のベターグレードにしている。SNSなどを活用しながら、じっくりとブランド認知度を高めていく方針だ。
なお、アイシクルは、中国で270店展開している人気ブランドで、中国・寧波阪急のアイシクルも、中国国内ブランドではトップクラスの売り上げで推移しているという。日本国内の常設店出店は、年内は阪急本店だけで「来年以降、状況を見ながら出店していく」(アイシクルを手掛けるICCFジャパン)。
6階プレミアムは20年春の改装で、オーセンティックゾーンを縮小し、コンテンポラリーゾーンを大幅に拡大している。今回のアイシクルの導入もコンテンポラリー強化の一環で、同日、「ボス」を新規導入したほか、10月には「アスペジ」も導入する予定。