ハロウィーンは、雨も寒さも気にしない?――日本気象協会が発表した「ハロウィーンの仮装と天気に関するアンケート調査」によると、仮装時に寒いと感じた経験のある人が60%近いにもかかわらず、そのうち40.8%が防寒対策していないことがわかった。SNS(交流サイト)のインスタ映えが優先されるためのようだ。この調査は、昨年ハロウィーンに仮装をした東京の10~40代の男女400人が対象。71.8%が「非日常感を味わいたい」という動機で仮装している。「SNSに投稿したい」と答えた人は32.8%。
【関連記事】《めてみみ》「若い層」とは誰か
仮装を決めるにあたり、天気(気温を含む)を意識しているかとの質問には、「意識している」は65.1%だったが、防寒対策していない人が目立った。防寒対策をしている人は、「防寒インナーの着用」が63.1%と最も多く、次いで「タイツやレギンスの着用」が36.4%、「マントなど羽織り物を使用する」が34.4%と続いた。
16年は、38.0%が「雨が降っていた」「降りそうだった」と回答したが、「雨天対策をしたうえで仮装をした」のは30.3%に過ぎなかった。雨天時の仮装が「インスタ映えに欠けるか」との質問には、65.3%が「欠ける」と答えた。
今年は、55.5%が「天気に関係なく、予定通りハロウィーンに参加する」と答えた。仮装を予定している人のうち、雨でも「晴天、曇天と同様の仮装をする」が39.1%、「雨天対策をしたうえで仮装をする」が25.5%で、雨で「仮装を断念する」人はわずか5.5%だった。
