資材製造の萩原工業 生産ロスのブルーシートでトート

2020/07/15 10:58 更新


 合成樹脂製フラットヤーン、資材などを製造する萩原工業(岡山県倉敷市)は、ブルーシートの製造過程で発生するロス生地をトートバッグにアップサイクルする取り組み「ブリッジ・セトウチ」を始めた。売り上げの3割を災害復興などの基金に寄付する。

 同社はモノフィラメント、フラットヤーンといった原糸や、建築・土木、農業、梱包、物流、生活関連など幅広い用途に向けたシートを製造しており、ブルーシートもその一つ。

 昨年2月には、一昨年の西日本豪雨の際に災害復興で使用されたブルーシートを再利用したトートバッグやコサージュを限定500個制作したが、今回は生産工程で発生するロスを使い、毎月、定量を生産していく。

 これまで産業廃棄物として処理されていたものをアップサイクルすることができ、未使用シートのため、耐久性が高いのも特徴。バッグ内側にも規格外のクロスを使用した。

 価格はSサイズ3800円、Mサイズ4800円。岡山県内や広島県内にある天満屋の主要店のほか、地元の雑貨店、自社通販で販売する。今後は瀬戸内地方全体に広げたいとしている。

売り上げの3割を災害などの基金に寄付する


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