「グルロン」 “ゆるいおしゃれ”ウエア いずれ鹿児島発信目指す

2015/02/06 08:34 更新


 グルロン(東京都調布市、grurond.com)は、アパレルメーカーでデザイナーを経験した鶴丸奈千さんが、昨年7月から始めたレディスウエアブランド。30歳以上の大人を対象とする「ゆるいおしゃれ」を特徴とする。他ブランドとの違いを出すため、将来は故郷である鹿児島発信のブランドを目指している。

 グルロンはお出掛けやスポーツを意識したアイテムが多い。毎シーズンテーマを決めており、15年春夏は「バナナ」。黄色を差し色にしたかったのが理由という。リアルなバナナ柄をプリントしたポリエステルのワンピース(1万1000円)、バナナの刺繍を胸ポケットに入れたシャツ(1万4000円)、ワッフル生地を使ったスポーティーなパーカ(1万5000円)などがある。

 昨年7月、今年1月と連続してJFWインターナショナル・ファッション・フェアに出展し、取引先を広げつつある。

 鶴丸さんは鹿児島県鹿屋市の実家がアパレルのセレクトシッョプで、仕入れを担当していたこともある。鹿児島にはシャツやカットソーの工場があることを最近知った。他にはない特徴を出すには、鹿児島で生産するのが良いのではと考えるようになった。いずれは鹿児島発信のブランドとし、海外にも販売していく。

(繊研新聞 2015/02/04付)



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