【PR】ゴールドウインがスノーボードウェア「241」の通年ブランド化に挑戦!

2022/01/26 00:00 更新


 ゴールドウインが、スノーボードウェア「241」(トゥーフォーワン)で、ブランドの通年化に挑戦している。多くのスノーボーダーに支持されたデザインや機能への知見を活かし、近年需要が高まっているアウトドアやDIYなどで使用できる新コレクション「AREA TWO FOR ONE」(エリアトゥーフォーワン)を立ち上げ、2021年9月から販売を始めた。今後、展開製品の拡充や販売先を拡大し、24年3月期までにブランド売り上げを21年度実績の倍にする予定だ。

21年9月に立ち上げた新コレクション「エリアトゥーフォーワン」

■創設者は「モノづくりの達人」

 241は、スノーボード黎明期から活躍するプロスノーボーダーである、マイク・バシッチ氏を創設者とするスノーボードウェアブランド。日本では、ゴールドウインが1995年に同氏と契約を締結し241商標のライセンスを取得。ハイエンドのスノーボーダーを対象にした製品の企画開発と販売を進め、ピークとなる90年代後半には、国内で約5億円を売り上げていた。

プロスノーボーダーだけでなく、モノづくりの達人としての顔も持つマイク・バシッチ

 一方マイク・バシッチは、自らの手で山を開拓し、キャビンを建て、自作のチェアリフトを架け、キャンピングカーを何台も製作するなど、「モノづくりの達人」としての顔も持ち合わせている。ゴールドウインとしては、「必要なモノは自ら作る」という彼のライフスタイルを体現するコレクションの立ち上げを長らく模索してきており、同社のECビジネスやブランドのSNSが軌道に乗るなど、ユーザーとのコミュニケーション手段が確立したことを受け、新コレクションの導入を決定。カテゴリー名の「エリアトゥーフォーワン」は、マイク・バシッチが所有する土地に自らが付けたニックネームに由来している。

自ら山を開拓し、建てたキャビン

■ギア化したウェアが充実

 エリアトゥーフォーワンは、スノーボードウェアの開発ノウハウを活かし、アウトドアやDIYで通年使える機能性とデザイン性、実用性と耐久性を追求している。

例えば、フィッシングベストをモチーフにしたベスト(税込み1万9800円)は、グローブやタブレットまで収納できる12のポケットを配置し、“着るツールボックス”とも言える製品。肩のベルトには、スノーボードウェアでよく使う肉厚のゴムベルトを採用し、肩への食い込みを抑え、1日中着続けても疲れにくい仕様にした。主素材には、「コーデュラ」ナイロンと難燃アクリルを混紡し、自己消化機能を備えたファブリックを使用。火花の散る溶接作業の現場だけでなく、たき火などを楽しむアウトドアアクティビティの際にも使えるようにした。

計12カ所の多彩なポケットを配置したベスト

 ベストと同じ素材を使ったカーゴパンツ(同1万9800円)も秀逸だ。左右で仕様の異なる大きめのカーゴポケットを配置するほか、作業時に他のツールと干渉し、傷が付きやすいスマートフォンを保護するため、専用のポケットも設けている。

ベストと同様に、「コーデュラ」ナイロンと難燃アクリルを混紡し、自己消化機能を備えたファブリックをメーン素材に使うカーゴパンツ

 ジャケット(同4万6200円)では、デニムに「ゴアテックスインフィニウム」を採用し、丈夫で透湿性に優れ、防風性のあるオーソドックスなカバーオールスタイルに仕上げた。機能的な七つのポケットも配している。

ゴールドラッシュの時代からワークウエアとして活躍するデニムを使った、カバーオールスタイルのジャケット

■新規販路を開拓、単独店も…

 こうしたギア要素が強く、特にキャンプシーンで活用できるアイテムが好評で、既存取引先のアウトドア売り場やアウトドア系のセレクトショップといった新規販路をさっそく開拓。21年秋は8社と取引が始まり、22年春は14社と取引を始める予定だ。ブランド売り上げも上昇基調で、21年度は前期比10%増、22年度は20~30%増を見込む。

 今後は、製品のラインナップと販売先を広げながらブランドの規模を拡大する。22年春夏には、すっきりとしたシルエットのファン付きウェアや、虫対策につながるフルメッシュのウェア、大型のツバを備えたフード付きポンチョなど、屋外での不快を軽減する製品を提案する。

 卸売先の拡大とともに、小売り事業も強化する。EC比率は現状の11%から25へ早期に引き上げるとともに、ブランド単独の直営店の開設も241らしい形態をふまえて検討している。

お問い合わせ先

株式会社ゴールドウイン
コーポレートコミュニケーション室
pr@goldwin.co.jp

(企画・制作=繊研新聞社業務局)



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