シューズ専門店チェーンのジーフットは、レディスのPB「レスモア」をEC専用に切り替える。程よいトレンド感のあるシンプルな商品を気軽に購入でき、わかりやすい2プライスで売り込み、EC事業の拡大につなげる。
レスモアは20年春夏物で本格化したPB。アスビー、グリーンボックスなど同社の業態をまたがる重点商品の一つとしていたが今回、EC専用ブランドに切り替えることにした。専用の商材を持つことで、仕事や子育てで忙しい女性が気軽に買えるシューズニーズを取り込む。コロナ下で来店を避けたいといったことにも対応できると見る。
立ち上がりの20年秋冬物は、スクエアトウブーツ、レースアップブーツ、スニーカーブーツ、サイドジッパー付きボアブーツなどバリエーションを揃えながら、価格はEC限定としたことで1490円と1890円の2種類に抑えて絞り込み、買いやすさと分かりやすさを打ち出す。一部を11月2日に先行、14日から本格販売する。インスタグラムによる発信を強め、顧客獲得に力を注ぐ。沖縄や離島を除いて2980円以上の買い上げで送料無料になることを打ち出し、複数の購入も促す。
ジーフットでは今期、EC売り上げが1.5倍になることを見込んでおり、今後も育成する構えで、レスモアはそのための商材。来期、25万～30万足の販売を計画している。
