新デザイナーにフランチェスコ・リッソ
【ミラノ=高橋恵通信員】「マルニ」の創業者で、22年間にわたりクリエイティブディレクターを務めたコンスエロ・カスティリオーニが退任する。後任はイタリア人デザイナーのフランチェスコ・リッソ。
「マルニ」は94年にカスティリオーニと夫がミラノで創業した。12年末、レンツォ・ロッソ率いるホールディング・グループ、オンリー・ザ・ブレイヴ(OTB)の傘下に入った。カスティリオーニは「私の全エネルギーを注ぎ『マルニ』というプロジェクトを実現できたことを誇りに思う。今、プライベートの生活に力を注ぐ時期が来た」とコメントしている。
後任のリッソはフィレンツェのポリモーダ、ニューヨークのファッション工科大学、ロンドンのセントマーチン美術大学で学んだ後、「アンナ・モリナリ」「アレッサンドロ・デラクア」「マロ」を経て、08年から「プラダ」のレディスウェアのデザイン、特別プロジェクトを担当。17年2月の17~18年秋冬コレクションが就任後、初のコレクションとなる。