フランス、広がるマクロン現象 「ブルーで統一」が流行

2017/05/19 06:29 更新


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『ヴァニティ・フェア』仏版5月号の表紙から

 エマニュエル・マクロン氏が、第5共和制で8人目のフランス大統領に就任した。親EUと反ポピュリズムを掲げ、極右のマリーヌ・ルペン氏を大差で破った。議員の経験もなく中道・無所属、同国史上最年少39歳で大統領になったマクロン氏。自由を象徴する新生児の誕生に、50年ぶりの投票棄権率25%がかき消されそうなほど、フランスは歓喜に包まれた。

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 新大統領と25歳年上のファーストレディー、ブリジットさんの小説を越えた熱愛ぶりや、息の合った二人の爽やかなファッションにも、仏国民は目が離せない。雑誌『ヴァニティ・フェア』仏版では、早くもマクロン氏をカバーボーイに起用し、夫人と女性の支持者たちが同氏を語る特集を組んだ。

 大統領選からブルー系のファッションでキメていたマクロン夫妻。ブリジットさんは夫の就任式で、「ルイ・ヴィトン」のアーティスティックディレクター、ニコラ・ジェスキエールがこのためにデザインしたブルーのスーツを着用。同メゾンはバッグ「カプシーヌ」も用意した。

 ベルナール・アルノーLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン会長兼CEO(最高経営責任者)は、大統領選決選投票前の仏メディアのインタビューで、雇用創出を政策の一つに掲げたマクロン氏支持を表明していた。

 マクロン氏が就任式で着用したナイトブルーのスーツは、同氏のスポークスマンによると、意外にもパリ2区サンチエにある無名のテーラー「ジョナス&カンパニー」のもので、価格はおよそ450 ユーロ だったそうだ。それはともかく、いつもブルーで統一したマクロンファッションは、出世の縁起担ぎのように政界からビジネスマンたちに流行し始めた。(パリ=松井孝予通信員)



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