アダストリアの子会社ゲートウィンは2月21日、「フォーエバー21」の販売を公式ウェブストア「ドットエスティ」で始めた。同時に、東京・渋谷で2月26日までの期間限定店も開設した。アダストリアでは初のショールーミング型で、日本オリジナル商品約120点を試着できる。
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ドットエスティでは23年春夏の新作約1000点を販売する。内訳は日本オリジナル商品約400点、ほか海外から仕入れた商品と服飾雑貨など。
販売はECを主軸にし、今回の期間限定店では商品の値札にあるQRコードを読み込んでドットエスティで購入できる。背景として、「今の時代、スマートフォンを使って効率的に買う消費が普通になっている」と杉田篤社長。加えて、従来の「大量生産・大量販売・大量廃棄」から脱却する狙いもある。
客の購買データを蓄積して商品動向を分析し、商品企画やMDの参考にする。「アダストリアは売れ筋などのデータを週次で管理」しており、そのノウハウを活用して1日、1週間、1カ月、3カ月の各単位での商品の動きを可視化し、在庫を適正にする考えだ。
限定店では5色のスウェットのみ店頭で販売している。コミュニケーションディレクターで歌手の青山テルマさんが着用し、SNSで人気を呼んだため。今後、ブランドのアイコニックな商品として推していく。
同様のショールーミング型の期間限定店は今後も出店を計画し、3月にはららぽーと横浜に開設する。4月には1号店をららぽーと門真に開く。初年度は3店の出店を計画し、売上高13億円を目指す。