フランドル「スーペリアクローゼット」 カシミヤコートを前面に

2024/05/31 06:27 更新


16型を揃え充実させた今冬のカシミヤ企画

 フランドルはレディス「スーペリアクローゼット」の今秋冬企画でカシミヤ100%コートを重点とし、上質アウター需要を掘り起こす。スーペリアのデビュー10周年を記念した目玉企画。暖冬で厳しいコート商戦だが、カシミヤを徹底して充実し拡販を図る。

 カシミヤコートは、イタリアの上質生地を使用するとともに値頃な価格設定も追求した。ここ数年、販売を伸ばしてきた強みのアイテムで、昨年も本体12万円のカシミヤ100%コートが販売を押し上げたヒット商品となった。

 今年は上質感と企画のバリエーションを打ち出す。同業各社とも今年はコートを縮小して、カシミヤなどの上質コートに絞り込む傾向がある。それを踏まえ他にない値頃感をアピールし、需要を掘り起こす。

 使用する生地ブランドは「ピアツェンツァ」「コロンボ」「カシアート」の三つ。ピアツェンツァは独特な起毛加工法による柔らかな風合い、上品なつやと滑らかさが特徴で、定番のラップコートなど5型(15万~20万円)を、コロンボはしっかりしたハリのあるコートに採用し、ダブルブレスト、チェスター型の2型(14万円)の商品を出す。カシアートはカシミヤ100%のニットコートのほか、カシミヤ・シルク混を含めニットアイテム9型(5万8000~14万円)を揃え、全体で16型の充実した構成とした。

「ピアツェンツァ」のカシミヤ100%ラップコート

 実需期に合わせ、11月に投入し、売り場の前面に出す。また、カシミヤ商品群だけの期間限定店も出す。



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