25年度の「繊研合繊賞」と「繊研天然繊維特別賞」が次のように決まりました。繊研合繊賞は、化合繊業界の発展を期待し優れた素材、技術開発、マーケティング活動などに贈るもので今回が第56回、天然繊維業界の発展を願う繊研天然繊維特別賞は第12回となります。贈呈式は26年3月10日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで行います。
繊研合繊賞
《グランプリ》
- 産業観光施設を備えた次世代繊維工場「カジファクトリーパーク」の開設=カジグループ
《マテリアル部門》
- スエード調の非フッ素撥水(はっすい)ポリエステル素材「デューエイトPS」の開発=東レ
- 天然繊維調で進化を続ける「ソアロンスラブ」シリーズ=ソアロン
《テクニカル部門》
- 新質感ポリエステル素材「ポリリズム」シリーズの開発=帝人フロンティア
- ナイロン織物「シルファインN」高耐久ストレッチタイプの開発=東洋紡せんい、カジナイロン
- 防水透湿素材「インパクト・シグマ」高透湿タイプの開発=旭化成アドバンス
《マーケティング部門》
- 軽量保温素材「カルイシ」のグローバル展開=東レ、ミツカワ
- 合繊素材の可能性を追求した「ムーンレイカーズ」商品の開発とDtoC(消費者直販)の取り組み=ムーンレイカーズ・テクノロジーズ
《サステイナブル部門》
- リサイクルポリエステルの先駆け、「エコペット」30年の取り組み=帝人フロンティア
《ニューフロンティア部門》
- キュプラ長繊維不織布を使ったスリットヤーン「ベンブリーズ」の開発と展開=旭化成
《ヒット賞》
- 超極細微細捲縮(けんしゅく)ポリエステル素材「uts-FIT」の販売=東レ
- フリーカットの高ストレッチ素材「フレックスムーブ」の販売=セーレン
《特別賞》
- 中東向けスパントーブ事業での40年にわたる展開=小松マテーレ
天然繊維特別賞
- 高通気綿シャツ地「クールメソッドAT」の開発=日清紡テキスタイル
- 養蚕自動化など次世代シルク産業に向けたプロジェクト=細尾
- 丸編み産地を国内外に発信する「和歌山ニットプロジェクト」=和歌山ニットプロジェクト
繊研新聞社