アイダーダックから採取されるダウン。一般的に、羽毛を採る水鳥は農場で飼育され、食用として利用するときに羽毛も採取される。アイダーダックは特別保護対象の野鳥のため、直接採取することは禁じられている。アイダーダックの雌は産卵が近づくと羽毛が抜けやすくなり、抜けた羽毛を巣に敷き詰めて卵を保温する。ひなの巣立ち後に残った羽毛を集めてダウンにするが、一つの巣から採取できるのは約20グラムに過ぎず、手間がかかるため希少性が高い。アイダーダウンは通常のダウンより太く、密度が高いため保温性と弾力性に優れる。
《FB用語解説》アイダーダウン 保温性の高い希少なダウン
2021/11/24 06:23 更新