糸に撚(よ)りをかけること。あるいは撚りをかけた糸のこと。例えば絹は1本1本はとても細く、そのままでは糸として使えない。何本かを束にして撚りをかけると丈夫な糸となる。
撚りは異なる太さ、種類の違う糸を使う(交撚)場合もある。撚りの回数(1メートル当たりの回数)や右撚り(S撚り)か左撚り(Z撚り)かで糸の特性にも違いがあり、生地の風合いや耐久性に影響を与える。撚糸回数がゼロの場合は無撚、500回以下を甘撚り、1000~2500回を強撚という。
一般的に撚り回数が少ないほどソフトでふくらみがあり、多いほどシャリ感のある生地になる。