米軍が開発した防寒用の野戦服の総称で、代表的なものにフードを内蔵したスタンドタイプの襟型のM‐65がある。丈夫さや機能性に加え、デザインの秀逸さも手伝い、日本でも70年代後半から街着として人気を得た。
当初は放出品や古着が流通していたが、その後、アパレルブランドやデザイナーが、その形を使ったアウターを作るようになり、現在も周期的にブームが訪れるなど、デザイン自体が定番化している。年代によってデザインやディテールのバリエーションがあり、17~18年は襟元にフードが付かないM‐43タイプも人気となっている。