satin。朱子(本来は薄い絹織物を指す〝繻子〟と書く)織りと同義。平織り、綾織りとともに、織物の基本となる三つの組織の一つ。経糸か緯糸のどちらか一方が表面に多く表れる構造で、平織り、綾織りと比べて経糸と緯糸の交わる点が少ないのが特徴。
糸が長く浮いているため、優雅な光沢を放ち、手触りは柔らかく滑らかだが、ひっかかって傷つきやすかったり、摩擦で毛羽が出やすかったりする弱点もある。素材はシルクを代表に、化合繊、綿と幅広い。クラシックテイストが継続する18~19年秋冬のレディスファッションに向け、素材企業の提案が活発だ。