《FB用語解説》ヤング率 繊維の硬さを表す尺度

2017/08/21 04:00 更新


 繊維を含め物体の硬さを表す尺度。初期弾性率ともいう。この数値が大きいほど弾性(元に戻ろうとする性質)が強く、繊維は硬い。繊維は引っ張る力に比例して伸び、力を緩めると元の長さに戻るが、引っ張る力が大きすぎて伸びが限界を超えると、元の長さには戻らない。元に戻る最大限のところまで伸ばした時の引っ張る力がヤング率。綿やポリエステルはヤング率が高い部類に入り、それらの繊維を用いた織物はハリ・コシがある。一方でナイロンのようにヤング率の低い繊維を用いた織物はハリ・コシが弱い。



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