《FB用語解説》カード糸、コーマ糸 工程の違いによる綿糸の種類

2017/06/26 04:00 更新


 綿紡績において、わたから短い繊維や細かなゴミを取り除き、繊維の束であるスライバーを作ることをカード工程と呼ぶが、その後に更に細かく短い繊維を取り除き、櫛(くし)で梳(す)かすように繊維を平行にすることをコーミング工程と言う。コーミング工程を経た糸をコーマ糸、経ない糸をカード糸と呼ぶ。コーマ糸は40番手以上の細番手の糸が多く、比較的長い繊維が糸になっており、なめらかな生地に仕上がる。カード糸は太番手の糸が多く、繊維長もコーマ糸に比べ短いため、よりカジュアルな雰囲気の生地になる。



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