ファストリ柳井会長が後継問題語る「人材育ってきた」

2018/04/12 18:39 更新


 「引退するつもりはない。創業者なので一生関わり合いたいと思っているが、人間の体力、精神力は衰える。いつとは言えないが、スムーズに交代できる体制だけは作っておきたいと思っているし、今、かなりそういう体制になってきている」。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は12日に行われた上期決算発表の席上で後継者問題について言及した。

 柳井正会長兼社長は「ここ数年、大胆な人事異動し、優秀な人材が国内及び海外で経営経験を積んで、経営の中核を担う人材が育ってきた。長年目指してきたチーム経営が実現しつつある」との認識を示し、「すでに私は経営に関する決定の最終承認をするだけで、日常業務の執行に関して経営執行チームが担っている。私は午後3時過ぎに毎日帰っているが、業績は好調だ」と語った。

 同社の上期(17年9月~18年2月)の連結業績が増収増益だった。海外ユニクロが大きく伸び、国内ユニクロの規模を上回った。国内ユニクロも秋冬商戦が好調だったうえ、生産、物流、販売の連動した販売計画の精度も高まり、増収増益だった。



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