「その国の他の業種と一緒に地域を盛り上げる。そういう経営をすることが一番の成長戦略」。売上収益10兆円を目指すファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「服の価値だけでなく、現場で働く人や経営者、経営方針に共感してもらえないと、世界最高のブランドにはなれない」と話す。グローバル本部と各国のチームが今以上に連携して仕事をする経営体制への移行やそのための人材育成についての考えを語った。
(柏木均之)
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上期(22年9月~23年2月)連結決算は大幅な増収増益だった。日本や中国だけでなく、東南アジアや欧米での商売も収益源として成長した。今後は「世界中でお客様に最も愛されるナンバーワンブランド」になるために「企業そのものの質を上げていく」ことに注力する。