ファッションジュエリーのクリスマス商戦 見通し厳しく

2020/10/06 06:26 更新会員限定


 ファッションジュエリーブランドのクリスマス商戦は、前年を上回る実績を作るのは厳しいとの予測が大半だ。ギフトの低単価傾向と、コロナ禍による全体の客数減が見込まれるなか、各社は強みを見直して戦略を立てている。自家需要向けは付加価値を高め単価をアップ。ギフトで定評のあるブランドは、手頃な価格設定でより幅広い層にアピールし、新規取り込みに力を入れる。密を避け、客足が分散すると予測し、EC予約などで販売期間を長く取る傾向も強い。デジタル活用で集客強化を図る動きも出ている。

(中村維)

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 ファッションジュエリー8ブランドに12月の既存店売り上げを予測を聞いたところ、前年アップは1社のみ。4社が前年並み、3社が前年割れと予測した。このうち5社は客数減を見込む。客単価は、3社が上がる、3社が下がる、2社が前年並みと回答が分かれた。一方、EC売り上げはデジタルシフトが加速し、2~3ケタの伸びと大幅増の期待がかかる。

店再開後の好調踏まえ

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