結婚式場の運営などウェディング事業主力のエスクリ(東京、渋谷守浩社長)は14日、オリジナルのウェディングドレスブランド「プリマカーラ」の初の路面旗艦店を東京・表参道に出店した。
港区北青山3丁目の商業ビル「ラ・キアーラ」2階全フロアに開設した。店舗面積は約303平方メートル。ドレスは100種類以上で、全てレンタル。国内で生産したオリジナル製品を主力にしながら、インポートブランドも同店限定で仕入れた。オリジナルドレスのレンタル価格は26万円前後が中心。メンズのタキシードなどを置くフィッティングルームも設けた。メンズ、レディスで靴「ベニル」(メンズ3万1000円、レディス1万3000~1万6000円)も販売している。
店内は天井高6メートルの広々とした空間で、ゆったりとしたフィッティングルームをメンズも含めて8部屋設けた。天井にシャンデリアを設置するなどしてウェディングドレス店らしさを出しながら、ニューヨーク・マンハッタンのミートパッキング地区の施設をイメージして、内装にレンガやアートも取り入れ、「他のウェディングドレス店にはないイメージ」(渋谷社長)も強調した。
プリマカーラの店舗は同社結婚式場内を含め、12店目。表参道、青山、原宿エリアは同社を含めて結婚式場とウェディングドレス店が多い。旗艦店を表参道に出したのは「あえて激戦区に出店してアパレル企業発想のドレスブランドとして勝負し、ブランド力を高める」のが狙いだ。「これから結婚する若い人たちなど新規客にブランドを幅広く浸透させたい」ともいう。旗艦店を拠点に、著名プランナーとの契約や他ブランドとの協業など「様々なトライアル」を検討する。