《EC担当者を訪ねて》エレメントルール「カレンソロジー」南口純菜さん ECMDの確立に注力

2024/08/28 06:29 更新


エレメントルール カレンソロジー営業部EC担当 南口純菜さん

 アダストリアの子会社エレメントルールのレディスブランド「カレンソロジー」は、全体の売り上げを伸ばす中でEC化率50%程度を保つ。ECチームのリーダーを務める南口純菜さんは、週2回のブランドミーティングなどで店舗と密に連携を取り、ECMDの確立に注力している。

【関連記事】エレメントルールのレディス24~25年秋冬 暖冬に布帛のレイヤード

 ――予約販売が好調だ。

 基本的に販売の2カ月前からECで予約を始めます。先々の売り上げを計画的に確保する狙いです。以前は店舗数もEC売り上げも少なく、初回の発注数が少なかった。好調商品を追加して売り上げを上げていくサイクルで、予約販売が有効でした。

 ――現在ECは4サイト、実店舗は9月に出店があり7店になる。

 店も顧客も増え、売り上げも伸びて在庫の持ち方が変わりました。予算に対して予約とプロパーの比率を計算して発注し、MDの計画通りに売ることがより重要です。店が好調で在庫が必要な時にECで何をどう売るかなど、ECMDの精度向上が課題です。

 ――3月の金銅雅之社長就任を機に所属が変わった。

 各ブランドのEC担当者計約20人を抱えたウェブ事業部が解体となり、ブランドの営業部の所属になりました。よりブランドの販売戦略やMDとの連携を密にする目的です。19年の入社時からカレンソロジーのEC担当ですが、当初は現在と同じ運営体制だったので元に戻った感覚。現在のチームは4人体制です。

 ――ブログも始めた。

 自社で各ブランドに運営を任せたブログ機能を新設しました。カレンソロジーは、主力のウェブストア「ドットエスティ」に常時5本ほどリンクを張っています。実用性をテーマにすることが多いです。今は週3回更新だが、顧客の毎日の生活のルーチンに組み込めるように増やしたいです。

関連キーワードデジタルニュース



この記事に関連する記事