チャンス「ドラゴンベアード」 首都圏に直営店増強

2017/11/21 10:57 更新


 カジュアルシューズ製造販売のチャンス(大阪府箕面市)は、スニーカーの自社ブランド「ドラゴンベアード」のブランディング、販売戦略の再構築に乗り出した。最も重視するのが首都圏での直営店開設とし、「新たな風を吹かす」ことで卸売り、EC、海外販売の拡大につなげる考えだ。

 ドラゴンベアードの直営店は大阪、神戸、京都、東京・中野、同・上野にある。市場の大きい首都圏には2店しかないため、今後2年間で10店に増やす。コンセプトを表現しやすいとして、路面店を基本にする。

 11月15日にホームページを一新した。これまでは通販サイトを前面に出していたが、ブランドのコンセプト、こだわりを伝えることに重点を置くようにした。コンセプトそのものは変わっておらず①海外ブランドが多いなか、日本発スニーカーを確立する②和柄を取り入れるなどデザイン、色柄、素材で日本文化を取り入れる③カテゴリーの垣根を乗り越え新しいシューズに挑戦する――ことを徹底する。

 来年1月17、18日には東京・原宿で、18年秋冬物の展示会を開く。新たなスタートの展示会と位置付けており、ブランドのサインなど店頭販売促進用のツール、セールストークに使える情報を載せた小売店用ルックブックも揃える。従来から続けているファッション雑誌への広告は、掲載予定日と商品を取引先に知らせるようにする。

 海外販売、インバウンド(訪日外国人)需要については、「首都圏に直営店を増やし、まず日本で売れるブランドにすること」が必要と考えている。

日本発スニーカーの確立を目指す「ドラゴンベアード」


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