ディオール・オム キム・ジョーンズ氏退任

2025/02/01 10:40 更新NEW!


 【パリ=松井孝予通信員】LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下仏クリスチャン・ディオール・クチュール社は1月31日、メンズ部門「ディオール・オム」のアーティスティック・ディレクター(AD)、英国人デザイナーのキム・ジョーンズ氏の退任を発表した。先ごろ開催された25〜26年秋冬パリ・メンズファッションウィークのショーが、同氏にとって最後のコレクションとなった。

 ジョーンズ氏は、11〜18年に「ルイ・ヴィトン」メンズ部門のADを務めた後、18年よりディオール・オムを指揮。また、20年〜24年10月までLVMH傘下「フェンディ」のADも兼任していた。

 ディオールのデルフィーヌ・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)は声明で、「彼は卓越した才能と創造性をもって、自由な発想のもと驚きと魅力に満ちたアーティスティックな協業を生み出し、メゾンのヘリテージを常に再解釈してきた」と称賛。一方、ジョーンズ氏は、「ディオールという完璧なエクセレンスを象徴するメゾンでコレクションを制作できたことは、大きな名誉だった。私のクリエイションに命を吹き込んでくれたスタジオやアトリエのスタッフに、心から感謝している」と敬意を表した。後任についての発表はまだない。

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