「ディーゼル」23年春夏 特殊加工、異素材ミックスでポップに

2022/12/20 10:59 更新


加工にこだわったアイテムが揃う

 「ディーゼル」は23年春夏、ブランドが得意とするデニムを軸に、特殊な生地加工や異素材ミックスによるポップで遊び心のあるアイテムを打ち出す。

 シーズンの立ち上がりは、シックな色合いのアイテムが主力。経年変化でひび割れたような加工をしたレザーのテーラードジャケットやコートなどが揃う。

 ブランド初のテーラーリングアイテムとして企画したゆったりとしたシルエットのスーツは、襟をデニムで切り替えて個性を出した。

 焼け焦げたようなダメージを入れたデニム調のスウェットセットアップ、薄手のオレンジの布を貼り付けてクラッシュ加工したジーンズなど、加工にこだわったアイテムも目立つ。さらりとした合繊にデニム生地の写真をプリントしたトロンプルイユのデザインは、アウター、シャツ、ショートパンツなどでシーズンを通して強化する。

だまし絵プリントのアイテムを強化する

 夏のアイテムは、明るいパステルカラーのスウェットをメインに、爽やかさを出す。Gジャンにスウェットを組み合わせたパーカタイプのアウターは、同素材のショーツ、ワイドパンツと合わせたストリート感のあるコーディネートで提案する。

スウェットとデニムの異素材ミックス

 小物はクリエイティブディレクターのグレン・マーティンス就任後に打ち出している「オーバルD」ロゴを継続して強化。若年層を中心に売れているバッグとベルトを充実させる。

 シューズはレトロなランニングシューズやバスケットシューズに着想を得たスニーカーを揃えた。

 中心価格はトップ、ボトムともにに3万~5万円。



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