ワールド子会社運営「デッサン」好調 新規出店相次ぐ

2017/10/05 04:27 更新


東北で初となる泉パークタウンタピオ店

 ワールドのSC向けストア事業を担う子会社、イノベーションリンクが運営するライフスタイルショップ「デッサン」の新規出店が相次いでいる。既存店売上高も4~8月の前年同期比で約10%増と好調に推移した。

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 デッサンは9月、東北で初となる仙台市の泉パークタウンタピオに出店したほか、ラシック福岡天神、北千住マルイ、銀座インズ2にもオープンした。この結果、現在の店舗数は全国で13。18年3月末までに「2、3店の出店を予定。4月以降も8店程度を計画」している。

 デッサンはニューヨーク郊外の街、ハンプトンをコンセプトに、「アメリカ東海岸の上品でクリーンなイメージのライフスタイル」を提案し、30~40代のニューファミリー層を主力に顧客を増やしている。今秋冬のテーマは〝デンマーク〟。「上質なライフスタイルの〝デッサンファミリー〟が海外旅行としてコペンハーゲンを訪れて楽しむ」ストーリーを店頭で伝えている。

 今秋冬は、上質なネイビージャケット(2万3000円)や、英「トーマスメイソン」の輸入生地を使ったドレスシャツ(1万3000円)を打ち出す。これらの商品は純正国産表示制度「J∞QUALITY(Jクオリティー)認証事業」の認証取得企業のワールドインダストリーファブリック岡山技術研究所や、フレンチブルーで縫製したもの。

 そのほか別注の極細コーデュロイを生かしたパンツ(7990円)やスカート(8900円)を販売。ニットトップ(6990円)やチェックスカート(8990円)など、上質カジュアルなイメージの商品が売れ筋になっている。




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