25~26年秋冬欧州デザイナーコレクションは、素材の質感で変化をつけるシーズンとなった。注目素材はシアリング(ムートン)やフェイクファー、しっとりと艶のあるパイソンやイール(ウナギ)などだ。上質な生地を使った落ち着きのあるスタイルから、ストリートイメージのガーリースタイルまで幅広い女性像が描かれた。
(小笠原拓郎編集委員)
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テーマ、スタイル
80年代を思わせる大きなショルダーラインのパワフルな女性像が広がった。スクエアショルダーのテーラードスタイルをはじめ、ニットやブラウスでも肩パッドを入れて強さをアピールする。一方、シンプルなラインに上質な素材を収めたスタイルも登場している。ノンシャラン(飾らない)な雰囲気でありながらぜいたくな生地を使った落ち着きのある女性像だ。
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