デサント、新ラインで裾野広げる

2014/08/12 11:41 更新


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 デサントは15年春夏物からゴルフウエアを軸に競技の枠を超えたライフスタイル提案を強化する。主力ブランドの「マンシングウェア」で新たに「プレステージ」ラインを投入し、百貨店中心の「ランバンスポール」でも「アベニール」ラインをスタートさせる。ゴルフブランドとしての信頼性を武器に、日常着を含めて裾野需要を広げていく。

 マンシングウェアのプレステージラインは、11年からスタートした「ワンシング・バイ・マンシングウェア」シリーズがベース。“世界初”のゴルフウエアブランドであるマンシングウェアのクラシックペンギンをロゴに採用し、天然素材を中心にした上質な素材使いを徹底する。ワンシングで手掛ける、素材から一貫して日本製の“ジャパンプレミアムニット”も継続する。価格は既存のアクティブラインに比べ、メンズジャケットで10%近く高い。

 これに対し、ランバンスポールのアベニールラインは「ゴルフに特化しないスポーツスタイル」を打ち出す。コレクションブランドである「ランバン」のトップラインのテイストやディテールも採り入れ、“モード感”をアピール。ジムトレーニングやワンマイルウォークなどにも対応し、新たな顧客開拓、売り場展開に取り組む。レディスのジャケットで8万円台が上限。

 マンシングウェアの6月までの今春夏物商戦はメンズのショートパンツやレディスのワンピース、アクセサリーなどが好調だったものの、メンズ、レディスともにロングパンツが低迷。消費増税後の反動減もあって、主要店の売り上げで前年比2%減。ランバンスポールは4月に苦戦したものの、5~6月で回復。バッグやレディスの半袖シャツが好調に推移し、1%増を確保した。

 15年春夏物についてはライフスタイル提案の強化や高機能商品の充実、消化率重視の商品フォロー体制の精度を上げ、店頭売り上げでマンシングウェア4%増、ランバンスポールで6%増を見込む。



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