デサントのPFASフリー対応、国内向けも本格化 適切なケア方法も発信

2026/05/29 06:27 更新NEW!


「デサント」の非フッ素撥水加工ハードシェルジャケット「クレアス」

 デサントは撥水(はっすい)加工のPFAS(有機フッ素化合物)フリー対応を進めている。先行した欧州向けに続き、26年春夏から国内向けも本格展開を始めた。

 PFASを巡っては人体や環境への懸念が高まっており、欧州や米国各州で規制強化の動きが強まっている。同社はスキーウェアなどを販売する欧州向けで対応を先行、国内でも23年からPFASフリーを目指すプロジェクトを開始した。

 撥水剤を非フッ素に置き換えた場合、撥水性や耐久性の低下、縫い目滑脱抵抗など物性面が課題となる。このため素材メーカーとも連携し、基準以上のスペックが保てるよう改善を重ねながら開発してきた。

 また非フッ素化で撥油性がなくなるため、撥水性維持のためには小まめな洗濯などケアが重要になる。同社では社内および販売員向けに担当者が動画を配信するなど、注意点を共有してきた。接客を通じてこうした適切なケア方法を消費者に伝えていく考えで、ホームページなどでの発信も強化していく。

 今後、完全切り替えに向けた開発にも取り組む。国内の規制動向は見通せないが、「法規制を待たず、メーカーの責任として取り組みを進め、100%非フッ素を目指したい」考え。

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