デサントジャパン第1部門 18年春夏7%増収目指す

2017/12/21 04:28 更新


 デサントジャパンは、アスレチックブランドを主体とした第1部門の17年春夏の売り上げが前年同期比5%増となり、17年秋冬も5%増で推移している。18年春夏は7%増を計画している。18年春夏は代理店販路は横ばいだが専門店と直営店は5%増、チェーン店は10%増、ECは倍増を目標とする。ECでは来年から扱いブランドをさらに拡大、CRM(顧客関係管理)を重視して直営店との連動を強める。

【関連記事】「ルコックスポルティフ」、ヘリテージスニーカー充実

 17年春夏と秋冬のブランド別では「デサント」「ルコックスポルティフ」「スキンズ」が好調で、「アリーナ」「イノヴェイト」は堅調、「アンブロ」も復調したが、「マーモット」は苦戦した。販路別ではチェーン店やスポーツ専門店、直営店が好調で、アウトレットや代理店は堅調だったが、百貨店は苦戦した。

 デサントブランドの17年春夏はアスレチック13%増、野球14%増、バレーボール4%減、シューズはウォーキングタイプが拡大して9倍となり、全体では14%増となった。17年秋冬も全体で2ケタ増で推移しており、18年春夏は6%増を計画している。

 18年春夏は「ホノルルマラソン」に協賛するなどランニング部門のシューズやウェアを強化する。契約選手との商品開発やチェーン店でのインショップ拡大も継続する。

 直営店は9月にファッションブランドも複合した「デサントブラン」の6店目を京都に出店した。今後も都心部を中心に年間2、3店の出店を続け、5年ほどでデサントブランとアスレチック店舗それぞれ10店の計20店規模とする方針だ。

 ルコックスポルティフの17年春夏はアパレルと雑貨が1%減、シューズ17%増となった。17年秋冬は販促効果や単価の引き下げなどから2ケタの伸びとなっている。18年春夏はテニス5%増、サイクリング10%増、シューズ15%増を計画。

 レディス分野にさらに力を入れ、サイクリングでは国内プロチームと契約し、バイクブランド「チャリ&コー」との協業スニーカーも発売する。

「ルコックスポルティフ」はレディスシューズが好調


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事