ダブル・アイ・インター 独「エリマ」のマスターライセンス権を取得

2024/08/20 06:27 更新


アーカイブや70~80年代のサッカーのゲームシャツなどを参考にしたユニークなデザイン

 アウトドアウェアのOEM(相手先ブランドによる生産)を主力とするダブル・アイ・インターナショナル(東京)は25年春夏から、独アスレチックウェアブランド「エリマ」をライセンス生産・販売する。同社は日本におけるエリマのマスターライセンス権を取得した。機能素材を使い、スポーツにも使えるユニセックスのファッションウェアを提案する。企画・販売は有力セレクトショップへの販売ルートを持つスレッズ(京都市)と協業する。

 エリマは1900年に創業。60~70年代は五輪の独代表選手への公式サプライヤーを務めた。70~80年代にかけてはサッカーの独ブンデスリーガの有力チームにもユニフォームをはじめとするウェアを提供した。ほかにも水泳や陸上、体操、ハンドボール、テニスなど多くの競技スポーツ向け製品を作ってきた。

 ダブル・アイ・インターナショナルは、「エリマは昨今の古着サッカーウェアブームの中でもレアブランドとして知られている」として注目した。そのブランド価値を生かし、同社が得意とする機能素材を使った国内およびアジアのサプライチェーンで生産する。25年春夏物は、優れた吸水速乾性を備えるポリエステル100%のニット「フィールドセンサー」をメインに使ったコレクション。丸胴の半袖、長袖Tシャツやトラックジャケット、ロングパンツ、ショーツ、プルオーバータイプのピステを揃えた。価格は1万円台前半から2万円台前半。

 既にアダム・エ・ロペで扱いがスタートしており、レディスの売り場では8月から、秋冬物のカプセルコレクションを先行販売している。



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