【データ】コンテンツへの消費行動 多様な顧客接点がカギ

2020/08/24 06:25 更新


 博報堂DYグループの「コンテンツファン消費行動調査2020」によると、コンテンツが1年間に到達できる人数を表す「リーチ力」、コアファンによる年間の関連市場規模「支出喚起力」ともに19年に続き音楽コンテンツが好調だった。デジタルへの積極展開を核に、多様な顧客接点を用意したものが上位に入った。

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 音楽では、Official髭男dism、菅田将暉(14位)、KingGnu(18位)がリーチ力で急上昇した。映画やドラマの主題歌、CMソングに起用されたり、ラジオのパーソナリティーを務めたり、ファッションアイテムと協業するなど、接点の多さが共通点。漫画「鬼滅の刃」はテレビアニメを動画サブスクリプションサービスでも配信、著名人が話題にしたり、単行本発売など話題になるタイミングで、随時視聴できる環境が整備されてリーチ力が拡大した。アニメの続きは漫画でしか読めないため、漫画本を購入するファンも多く、支出喚起力の上昇につながった。

■コンテンツファン消費行動調査2020 全国15~69歳の男女5000サンプル。調査時期2月14~25日。




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